ながしびな子の「ひとこと伝言板」です。 一覧へ戻る「源氏物語」の須磨の巻に、流しびなに関係する記述があります。 平安時代に書かれた「源氏物語」の須磨の巻にもこの習俗に関する記述が見られます。須磨の巻で、陰陽師を招いて海辺で上巳の祓を行うという部分です。 皆さんと一緒になって楽しく勉強しましょう。 「三月(やよい)の朔(つい)日(たち)に出で来たる巳の日、今日なむ、かく思す事ある人は、御禊(みそぎ)し給ふべきと、なまさかしき人の聞ゆれば、海面(うみつら)もゆかしうていで給ふ。いとおろそかに、軟障ばかりを引きめぐらして。この国に通ひける陰陽師召して、祓へせさせ給う。舟に、ことごとしき人形(ひとがた)のせて流すを見給ふにも」≪須磨の巻≫]。また「知らざりし大海の原に流れきて ひとからにやはものは悲しき」≪須磨の巻≫